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仏像愛好をテーマにした、読み物、論考、随想などを掲載いたします。
古寺、古仏について、いろいろな角度から綴られた古仏愛好読み物を、お愉しみいただければと思います。
◆埃まみれの書棚から〜古寺古仏の本 【2003.3〜2015.9 掲載】
古寺・古仏や近代奈良の歴史を振り返るとともに、関連する参考本をご紹介する連載読み物です。
一般の本では、ちょっと採り上げていない話で、古仏愛好の方々なら、きっと興味、関心がありそうなテーマを、毎回設定しています。
単なる読み物というだけでなく、筆者が長年にわたり蒐集した、テーマについての関係書をご紹介して、関心ある方のご参考になるように努めています。
2003年3月にスタート、2015年9月まで12年余、32話・222回にわたって連載させていただきました。
◆私の古寺巡礼こぼれ話 【2016.3.12〜2016.5.27 掲載】
〈はじめに〉 〈第1話:秘仏を拝む話〉 〈第2話:寺を離れた仏たちの話〉
〈第3話:二つの弥勒菩薩を拝む話〉 〈第4話:大仏様を拝む話〉 〈第5話:運慶仏を訪ねる話〉
以前(2007〜9年)に、お付き合いのある会社のご依頼で、ある企業の季刊の顧客向け情報誌に掲載したショート随筆です。
仏像や古寺になじみのない方々に、「肩の凝らない気の置けない話」となればと綴ったものです。
ちょっと息抜きのコラムという気分で、ご覧ください。
◆法隆寺献納宝物と「四十八体仏」について 沼田 保男
現在、東京国立博物館・法隆寺宝物館に展示されている、法隆寺献納宝物「四十八体仏」についての論考です。
明治初年に法隆寺から皇室への宝物献納に至る、興味深い経緯を解き明かすとともに、四十八体仏の造形上の特質と制作年代についての考察が、語られています。
筆者・沼田氏は、中国の古代仏像についての造詣が深く、こうした識見を踏まえて、四十八体仏を造形タイプごとに分類し、中国、朝鮮仏との関連について言及されています。
「四十八体仏」献納の経緯、造形の特質、太子信仰との関連など、「四十八体仏」について、多面的な視点からトータルにまとめられた、大変興味深い読み物です。
◆近代「仏像発見物語」をたどって 【2016.9〜2018.3掲載】
明治以降に発見された、国宝重文級の仏像の、発見当時のいきさつなどをたどる物語を、ご紹介する読み物です。
新稿の「運慶仏発見物語」などの書き下ろしに加えて、これまで「観仏日々帖」でご紹介した、10編余の仏像発見物語を再掲させていただき、明治から現代までの主要な仏像発見物語を、一通りご紹介できるようにしました。
ちょっとマニアックなテーマですが、興味深い仏像発見ドキュメントを、お楽しみいただければと思います。
◆仏像を見る眼はうつろうのか?〜近代仏像評価の変遷をたどって〜 【2018.11〜2019.7掲載】
近代に入り、明治以降、現代に至るまでの百数十年の間に、優れた彫刻作品として評価をされた仏像が、どのように変遷していったのかをたどる連載読み物です。
明治の中頃になって美術作品として評価されるようになった仏像彫刻ですが、「傑作、優作」とされた仏像は、時代の流れと共に、結構うつろい変化しているようです。
時々の主要美術史書に採り上げられた仏像の顔ぶれをたどりながら、仏像の評価観や人気の変遷、その時代背景を振り返ってみたいと思います。
資料、リストの羅列が続いて、面白みが無い話になりそうですが、私にとっては興味深いテーマです。
次のような項立てで、掲載させていただきます。
◆若き日の情熱〜学生時代の仏像(論考)冊子
HPの前管理人、現管理人などが、学生時代に作った、「仏像」冊子をご紹介するものです。
同好会の数人で、仏教美術史の勉強をしたり、全国各地の地方仏めぐりに出かけたりしましたが、随分のめり込んで、調子に乗って作った自主研究?冊子が、この「仏像」です。
45年も前の、未熟で青臭く、今では陳腐な内容ですが、「若き日の情熱」をしのんで、掲載させていただきました。