交通:京王線調布駅又はつつじが丘駅からバス深大寺下車
● 深大寺
東京都調布市深大寺町元町5-15-1
山門(秋) 山門(冬) 参道
寺伝によれば、天平5年(531)満功上人の創建と伝え、当初法相宗に属していたが、貞観年間(859〜877)に天台宗に改宗した、関東きっての古刹である。境内には、山門・庫裡・本堂・大師堂・釈迦堂・鐘楼・深沙大王堂の諸堂が建つ。釈迦堂には、白鳳時代の作品である銅造釈迦如来倚像が安置されている。青年のような若々しい姿で、椅子に腰掛けた倚像という珍しい形式を持つ。関東の白鳳仏としては他に千葉県・龍角寺の薬師如来像(頭部)が知られるのみで、関東地方最古の仏像として注目される。
釈迦堂は、正面がガラス張りで、いつでも拝観できる。門前には、名物深大寺そばの店が所狭しと店を構えている。毎年3月3、4日は比叡山中興の祖、慈恵(じけい)大師良源(元三-がんさん-大師)を祭る元三大師堂の大祭で、当日開かれるだるま市は有名である。
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1928年 愛媛県八幡浜市生まれ。 |