文化財防犯システム

 このところ、仏像の盗難が新聞などで報道されるたびに、当サイトに各新聞社や、テレビ局などが仏像の盗難の実体や背景、闇ルートなどを知っていれば教えて欲しいという連絡が多く寄せられます。
 当サイトでは、仏像盗難の記事を纏めて公開していますが、文化財盗難に関して独自の取材や調査をしている訳ではなく、サイトで取り上げている盗難情報も、新聞や、テレビなどで報道されたものを纏めただけのものです。
 もちろん、何十年も、仏像の拝観で各地のお寺にお伺いしておりますので、そこでお伺いした情報なども含めております。
 少なくとのこのような情報は、どこかで一元的に管理することが重要で、当サイトも、盗難情報も含めて、文化財に関する情報を広く発信して、文化財の重要性を多くの人に理解して頂くことで、文化財盗難に関しても少しでも減らす一助に成ればと思っております。

 また、最近、防犯に対する機器の開発や、システムなどが広く採用されており、これらのノウハウについても情報を頂くことが増えてきています。
 本来は、国なり地方自治体が率先してこれらの対策をとるべきであるとは思いますが、取り敢えず、気のついた範囲でこれらの紹介をしていきたいと思いますので、興味のある方はご連絡下さい。


侵入者検知通報システム
侵入者検知通報装置が開発されした
センサユニットを、監視したい箇所に設置し、センサユニットが人の動きを検知すると携帯
電話・パソコンのメールなどに自動的に連絡するシステムです。
http://www.d3.dion.ne.jp/~ifaki/ids.htm

ICタグ埋め込み追跡システム
現在直径4mm程度の超小型ICタグが開発されており、仏像の見えない部分(内刳内等)や仏像修理時にICタグを埋め込み、ネットワークを使って、安置状況、盗難時の追跡を行なうことが可能です。
シート状のICタグは、東京都港区、川崎市、江刺市、浜松市など多くの図書館の蔵書管理などに利用されているそうです。
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