展示会案内2011

全国の美術館、博物館の展示会情報については、下記リンク先を参照ください。

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● 鳥取・やまびこ館「因幡国荘園の世界」展(2011年4月14日‎)
 因幡国の荘園をテーマにした企画展「庭先にひろがる中世〜因幡国荘園の世界」が16日、鳥取市上町のやまびこ館で始まる。4月5日から月29日まで。
 中世の因幡の記述がある古文書約50点と八頭町上峰寺の峰寺薬師堂の薬師如来像などが初めて一般公開される。薬師如来像は普段、公開されていない。古絵 巻など中世の関係資料も展示する。八頭町の上峰寺と下峰寺のほぼ中央に位置する峰寺薬師堂の薬師如来像は、両地区が中世は一つの行政区だったことを示して いるという。
 期間中、中世を代表する歴史書「吾妻鏡」の資料輪読会や学芸員による中世資料の解説講座なども予定している。

● 滋賀・長浜市長浜城歴史博物館で「湖北真宗の至宝と文化」開催‎(2011年4月14日‎)
 長浜城歴史博物館(長浜市公園町)で親鸞聖人750回忌記念「湖北真宗の至宝と文化」が開かれている。
 また、湖北での浄土真宗の歴史と信仰、文化を各寺の寺宝や史料で紹介する図録が出来上がり、特別展の会場で販売されている。
 1冊200円。A4判250ページ、カラー写真165枚。福勝寺蔵や湯次誓願寺蔵などの親鸞聖人像を載せ、法然上人像(称名寺蔵)や佛光寺派の明空像 (奈良国立博物館蔵)、本願寺派の蓮如聖人像(福田寺蔵)なども掲載。同館は「図録は真宗の文化財を網羅している」という。
 6月19日まで


● 特別展覧会「法然―生涯と美術―
」
2011年3月26日(土)〜5月8日(日)

京都国立博物館

 平安末期に人々の救済のために念仏信仰を説き、浄土宗の開祖としてよく知られる 法然の往生からちょうど八百年となるのを記念して、法然の伝記の集大成ともいえる国宝「法然上人絵伝」(四十八巻伝)を中心に、寺院に伝わる国宝・重要文 化財をはじめとした名宝の数々など、ゆかりの品をほぼ一堂に紹介する。

主な展示品
国宝 法然上人絵伝 四十八巻のうち 鎌倉時代 京都・知恩院蔵
重要文化財 法然上人(【円光大師(えんこうだいし)】坐像 鎌倉時代 一躯 奈良・当麻寺奥院蔵
重要文化財 阿弥陀如来立像 建暦2年(1212年) 一躯 浄土宗蔵
重要文化財 浄土五祖像 南宋時代 一幅 京都・二尊院蔵
重要文化財 善導大師像 南宋時代 一幅 京都 知恩寺蔵
重要文化財 二河白道図 鎌倉時代 一幅 京都・光明寺蔵
重要文化財 選択本願念仏集 鎌倉時代 一冊 京都・廬山寺蔵
重要文化財 源空・証空等自筆消息 鎌倉時代 一巻 奈良 興善寺蔵
重要文化財 法然上人像 【足曳御影(あしびきのみえい)】 鎌倉時代 一幅 京都・二尊院蔵
密観宝珠舎利容器 鎌倉〜南北朝時代 一基 京都・禅林寺蔵
国宝 阿弥陀二十五菩薩来迎図 【早来迎(はやらいごう)】 鎌倉時代 一幅 京都・知恩院蔵
二祖曼陀羅図(にそまんだらず)南北朝時代 京都・知恩院蔵


● 特別展「誕生!中国文明」
2011年4月5日(火)〜5月29日(日)

奈良国立博物館

 中国・河南省の至宝を一堂に集め、中国文明の誕生と発展の軌跡を振り返る特別展 「誕生!中国文明」を開催する。 
近年中国最初の王朝であったとする夏が始まった紀元前2000年ごろから商(殷)、東周、後漢、魏(三国時代)、西晋、北魏、北宋が滅亡した12世紀ご ろまでの歴史を、青銅器、陶磁器、漆器、壁画など約150件の名品を含め紹介する。
第一部「王朝の誕生」で、古代王朝の誕生と展開の歴史を、第二部「技の誕生」で、中国文明の特色の一つである高度な工芸技術が次々に生まれていった過程 を、第三部「美の誕生」で、現実の世界や宗教的な世界を表した書画、彫刻などによって、中国芸術の伝統が遠い昔に生まれ、発展してきたさまを質量ともに空 前のスケールで示す。 

主な展示品
坐高2.4メートルに及ぶ唐代石仏の名作・宝冠如来坐像
正倉院宝物を想起させる華麗な金銀器
青銅器、陶磁器、漆器、壁画など約150件の名品

● 六田知弘写真展「雲崗 仏宇宙」出版記念
2011年3月1日(火) 〜 3月12日(土)

繭山龍泉堂(東京都中央区京橋)
http://www.mayuyama.jp/

● 冬期企画展「飛鳥の考古学2010」
2011年1月28日〜2月27日

奈良文化財研究所飛鳥資料館(奈良県明日香村奥山)

2009年度に奈文研と県立橿原考古学研究所、明日香村教委が実施した発掘調査の概要を56枚のパネルで説明、飛鳥地域の最新の発掘成果を紹介する。

主な展示品
土師器、須恵器など計157点 甘樫丘東麓遺跡 飛鳥京跡 飛鳥寺西方遺跡など計10遺跡から出土
L字形カマドの竪穴建物 檜隈寺周辺出土
カマドの支脚とみられる丸瓦や土器 檜隈寺周辺出土


● 平成22年度岡山・島根文化交流事業 「古代出雲展−神々の世界−」
2011年1月14日(金)〜2月13日(日)

岡山県立博物館(岡山市北区後楽園)

 古来より独特の文化を育んできた吉備と出雲、この文化を今に継承する岡山県と島根県は、歴史・文化遺産を活用した文化交流を進めている。
 本展覧会では、「神々の世界」と題して、出雲大社・神仏習合・出雲信仰の歴史を、出雲大社の神宝をはじめ、関連する文書や絵画、工芸資料などで紹介し、神話の国出雲の歴史と文化を紹介する。

主な展示品
秋野鹿蒔絵手箱 国宝 鎌倉時代 出雲市出雲大社蔵
銅造観音菩薩立像 重文 飛鳥時代 出雲市鰐淵寺蔵
石製経筒 重文 平安時代 出雲市鰐淵寺蔵
観音菩薩懸仏・蔵王権現懸仏 重文 平安時代 出雲市法王寺蔵



線刻千手観音菩薩鏡像 県文 平安時代 松江市佐太神社
男神坐像・女神坐像 県文 平安時代 松江市成相寺蔵


過去の展示会情報

2000年上半期

2000年下半期

2001年上半期

2001年下半期

2002年

2003年

2004年

2005年

2006年

2007年

2008年

2009年

2010年

2011年

2012年

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