展示会案内(2001年上半期)
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小山市立博物館(栃木県)田原町博物館(愛知県)島根県立博物館、熊本県立装飾古墳館、山鹿市立博物館(熊本県)
各会場の開催期間は、直接確認下さい
同展は国内の埋蔵文化財の保護と理解を広く国民に得ようと、近年の発掘で発見されて注目を集めた貴重な出土品を一堂に集め、全国を巡回展示する展示会
三重県松阪市の宝塚1号墳で出土した国内最大の船形埴輪(はにわ)が初めて全国で巡回展示される
東京都町田市立博物館(町田市本町田3562)
土門拳が1979年に病に倒れる直前まで編集を行っていた『日本の彫刻』(1979-80)より、飛鳥時代から鎌倉・南北朝時代にかけての多くの彫刻の中から厳選し、それらの姿を130カットの写真であらわす。
神奈川県立金沢文庫
文化財保護法制定50年を記念して東京都写真美術館から始まった巡回展
文化財の撮影は、明治政府が1872年に行った調査・検査写真に始まり、のち観賞を目的とした販売写真、そして個性を発揮して取り組んだ土門拳、入江泰吉らに至る。
明治5年の横山松三郎「盧遮那仏東大寺大仏殿」をはじめ書籍など約130点を展示
奈良文化財研究所飛鳥資料館
四神壁画が確認されたキトラ古墳の調査で使用された、地中レーダー探査や電気探査、磁気探査、など、最新の探査方法を8種類の機材と写真パネルで紹介する
兵庫県宍粟郡一宮町立歴史資料館
開館一周年記念。
同町森添の御形神社に奉納され、所蔵されている絵馬が中心に江戸時代から大正時代までの絵馬を計十点並べている。
桜井市立埋蔵文化財センター桜井市芝
発掘出土品のうち、その時代を象徴する物を旧石器時代から中世・近世まで、時代ごとに分けて展示。芝遺跡(同市芝)で見つかった弥生時代の土木や安倍寺遺跡(同市阿部)出土の弥生時代後期、古墳時代前期の土器、脇本遺跡(同市脇本)出土の土器棺などを展示。
縁切寺満徳寺資料館(群馬県尾島町徳川)
江戸や明治時代の夫婦や男女間の問題、トラブル解決などに関する約二十点を展示している。
夫が将来結婚生活を破たんさせる可能性の高い時、妻があらかじめ受け取っておく「先渡し離縁状」や草津温泉で座興でくどいた女性に高額の慰謝料を払わされた男に関する古文書など、
大分市歴史資料館
大友氏ゆかりの古文書や文芸資料をはじめ、賀来飛霞の写生図、平安末期の豊後の武士、緒方惟栄にまつわる伝説がかかれた錦絵など同資料館が収集した郷土にかかわる錦絵や漫画など、貴重な資料約三十点
松山市考古館(松山市南斎院町)
昨年度の発掘調査を紹介する調査した遺跡18カ所から主な出土品約150点と写真パネルを展示
朝日谷2号墳(朝日ケ丘1丁目)から出土し、国内最古例として注目される3世紀後半の線刻がある鉄鏃(てつぞく=やじり)も公開
岡山県立美術館(岡山市天神町)
複製・模造・模写が三十五点、実物の菩薩(ぼさつ)像、経典などが三十六点。
鮮やかな壁画、彩色塑像が際立つ第二百四十九窟(縦六・七メートル、横四・七メートル、高さ五・二メートル)をそのまま忠実に復元した
明日香村中央公民館中央ホール
展示内容:キトラ古墳内部探査による壁画写真
日本初の南壁に鮮やかな朱雀全貌写真
天文図・四神図全貌写真
犬養万葉記念館展示ホール
一般300円 小中高生200円
考古学博物館 (三重県鈴鹿市国分町)
速報展:同市国分町の伊勢国分寺跡、同市広瀬町の伊勢国府跡、同市国府町の梅田遺跡、同市岸岡町の天王屋敷遺跡、同市河田町の河田ノ宮北遺跡の五遺跡を紹介。伊勢国分跡から出土した軒平瓦(がわら)や軒丸瓦、梅田遺跡から出土した青磁のつぼやモミジが描かれた山茶わんなど約百二十点を展示。
企画展:同市御薗町の高井A遺跡、同市稲生町の南谷遺跡、同市稲生町の稲生遺跡の三遺跡を紹介。高井A遺跡から出土した文字の書かれた墨書土器を展示
京都府舞鶴市市役所市民ホール
京都府舞鶴市千歳の浦入遺跡から出土した国内最古=約五千三百年前(縄文時代前期)=、最大級とされる「丸木舟」
矢じりや石製のナイフ、耳・首飾りなど同時に見つかった五十八点とあわせて展示。
区立郷土資料館(東京都世田谷区世田谷)
世田谷区が、平成九年から十二年にかけて収蔵した計約百三十点を紹介するもの
明治薬科大遺跡(同区野沢)の垂飾り(ペンダント)や、堂ケ谷戸遺跡(同区岡本)から出土した石器を展示。また江戸時代後期に描かれた谷文晁の「相州鎌倉七里ケ浜図」、長谷川雪旦の「冨士図」など紹介する。
伊勢市立郷土資料館(三重県伊勢市岡本三丁目)
伊勢市楠部町尾崎地区の伝統行事「萬歳楽(まんざいらく)」を紹介する。
萬歳楽は、五穀豊穣(ほうじょう)を祈る「豊年舞」と、無病息災を願う「鬼打ち儀式」から成る行事。三百年以上前から始まったといわれている。
唐津市原の中原遺跡から出土した「川部」や「日下部」の氏族姓が記された木簡をはじめ、唐津市と東松浦郡浜玉町の八遺跡の出土品百二十九点を展示する。
滋賀県大津市歴史博物館(滋賀県大津市御陵町)
日本の水中考古学の原点とされる葛籠尾崎湖底遺跡(湖北町、高月町、西浅井町)を中心に、琵琶湖の湖底に眠る遺跡の数々を時代を追って紹介する。
富山市役所の多目的ホール
2001年2月27日から3月31日
富山市民俗民芸村考古資料館(富山市安養坊)
向野池遺跡など同市内七カ所の遺跡から発掘された出土品約八十点と写真パネルが古代から近世までの人々の生活環境などを物語っている。
泉福寺(大津市長等二丁目)など九カ所
大津古美術研究会主催
滋賀県大津市内の寺院や神社、個人が所蔵する古美術品を境内や自宅で一般に公開する。古美術品計約六十点を展示する予定。公開場所を紹介する地図は、長等、中央、逢坂の各市民センターと市立図書館で入手できる。問い合わせは泉福寺 電話077(522)5837。
奈良国立博物館奈良市登大路町
東大寺修二会1250回を記念して、修行僧(練行衆)の上堂や法要で使用する籠(かご)たいまつ、達陀(だったん)たいまつをはじめ、修二会に関係する彫刻、絵画、書跡、工芸、考古資料など重文9件を含む38件を出陳。
銅造鍍金「二月堂本尊光背」(奈良時代・重文)二月堂の本尊・十一面観音の光背。
「東大寺要録第七」(室町時代・重文)東大寺の寺誌で室町時代の写本。
図像「類秘抄」(鎌倉時代・重文)十一面観音(小観音)が描かれている。
絵巻「二月堂縁起」(室町時代)
御殿町センター(岡山県新見市新見)
縄文時代以降の須恵器(すえき)を中心に弥生時代後期(三世紀)の円形の鏡、古墳時代(八世紀ごろ)の石帯など、有力者の権威の象徴だった装飾品など百一点を展示している。
千塚資料館(奈良市橿原市川西町)
奈良県橿原市五条野町の五条野内垣内(うちがいと)遺跡で、火葬墓とみられる穴から見つかった墓誌とみられる鉄板を含む平成11年度埋蔵文化財発掘調査品が出品される。
大阪・なんば高島屋グランドホール(7階)大阪市中央区難波5-1-5 電話06-6631-1101
聖徳太子にまつわる法隆寺所蔵の仏教芸術の名品120余点を展覧
聖徳太子八童子像(鎌倉時代)
聖徳太子像(二歳像) 鎌倉時代
散華(前田青邨 筆)
Bunkamuraザ・ミュージアム (東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura地下1F
)
重要文化財に指定されている阿部家所蔵の遺墨ほか、これまで門外不出とされていた《貼りまぜ屏風》をはじめとした遺墨の数々が初公開されます。
出品点数: 遺墨約120点、関連作品約20点、遺品数点
公開時間 午前10時〜午後4時(受付終了)
新世紀の幕開けにふさわしい文化財の数々を訪ね、古都の冬を満喫してください
公開寺院:妙心寺退蔵院、妙心寺春光院、妙心寺東海庵、仁和寺、龍安寺、金戒光明寺、聖護院、六波羅蜜寺、清水寺成就院、東寺、東寺観智院、東寺宝物館
なら100年会館(奈良市三条宮前)
奈良に春を告げる東大寺二月堂の伝統行事「お水取り」が、今年1250回を数えるのを記念し開かれている。「籠(かご)たいまつ」をはじめ、行事に欠かせない白木の閼伽桶(あかおけ)や、声明集、牛玉札(ごおうふだ)、牛玉箱、小袖(そで)の「紙衣(かみこ)」や法衣の「重衣(じゅうえ)」など。
東本願寺参拝接待所ギャラリー(京都市下京区)
一八九五(明治二十八)年に建立された御影堂と阿弥陀堂は一昨年から修復に向けた調査を始めて、ほぼ終えている。世界最大の木造建築といわれるお堂を再建、維持してきた苦労の一端を知ってもらおうと宗派が企画した。
お堂の建築作業や、「遷座・遷仏供養会」、現在の御影堂門(大門)が建てられる前の仮門の様子のほか
神戸市立博物館(神戸市市中央区)
近畿各地で出土した古墳時代(三―七世紀)の鏡、馬具など装飾品約九百点を展示。中でも「卑弥呼の鏡」として論争を巻き起こした京都・椿井大塚山と、奈良・黒塚の両古墳から出た計約六十枚の鏡が初めて同時に陳列され、注目を集めている。
高瀬遺跡保存協会(富山県井波町高瀬)
大津市歴史博物館(滋賀県大津市御陵町)
滋賀県大津市の石山貝塚で見つかった縄文時代の土器や石器などを紹介する。高さ約五十センチの縄文土器や、貝の腕輪、シカの角製のおのなど、当時の生活用品約四十点が並ぶ。調査当時の写真や、石を組んだ炉の跡の復元も紹介している。
東京国立博物館平成館
東京国立博物館平成館
主催:東京国立博物館、総本山醍醐寺、日本経済新聞社
醍醐寺が所蔵する数多くの作品のなかから選りすぐった国宝11件、重要文化財73件を含む110件の寺宝を一堂に展観する。
醍醐寺の本尊である国宝「薬師三尊像」が、安置されている醍醐山上の薬師堂より36年ぶりに下り、本展に出品される。
【主な出品予定作品】
<絵画>
国宝 五重塔羽目板絵断片 2面 板絵著色 平安時代
国宝 文殊渡海図 1面 絹本著色 鎌倉時代
国宝 五大尊像 5幅 絹本著色 鎌倉時代
重文 大元帥明王像等 6幅 絹本著色 鎌倉時代
重文 舞楽図屏風 俵屋宗達筆 2曲1双 紙本著色 江戸時代
<彫刻>
国宝 薬師如来坐像および両脇侍像 3躯 平安時代
重要文化財 如意輪観音菩薩坐像 1躯 平安時代
重要文化財 五大明王像 5躯 平安時代
重要文化財 弥勒菩薩坐像 快慶作 1躯 鎌倉時代
<書跡>
国宝 大日経開題 弘法大師筆 1巻 平安時代
国宝 天長印信 後醍醐天皇筆 1巻 南北朝時代
重要文化財 醍醐花見短冊 131葉 豊臣秀吉ほか筆 1帖 桃山時代
<金工>
重要文化財 牡丹唐草螺鈿如意 1口 平安時代
重要文化財 金銅五鈷鈴 1口 鎌倉時代
重要文化財 金銅輪宝羯磨紋戒体箱 1合 鎌倉時代
5月31日(木)〜7月8日(日) 福岡市博物館
7月20日(金)〜9月2日(日) 仙台市博物館
東京国立博物館平成館
主催:東京国立博物館、NHK、NHKプロモーション、東京新聞
企画協力:全国天満宮梅風会
東京都美術館
唐招提寺が誇る日本最古の肖像彫刻である鑑真和上像をはじめ、四天王立像、東征伝絵巻全5巻など国宝、重要文化財の数々約60点を展示。
興福寺国宝館
興福寺国宝館に奉納されていた約270点の絵馬うちの75点絵馬を展覧する。「優てん王(うてんおう)・唐獅子図」大永元(1521)年
「法華会竪義(りゅうぎ)遂行祈願御札」(1563年)
2001年1月12日〜1月28日
大津市にく残されている身近な仏像や仏画を解説付きで紹介し、地域に根付いた豊かな仏教文化の魅力にふれる。
大津京ゆかりの地から出土した塑像十三件
阿弥陀如来立像(西教寺蔵・鎌倉時代)及び胎内に納められていた五輪塔
2001年1月5日〜3月28日
高度な茶の湯文化を築いた戦国武将・朝倉氏に関係する茶人らの書状などを紹介している
2000年12月15日〜2001年2月4日
本尊の四方を固める四天王像を中心に称名寺に伝来する十大弟子像ほか、中世から近世まで称名寺で作り続けられてきた質の高い彫刻作品を展示する。
また、四天王像注文請書(天和3年)や、このほど、新たに像内から発見された納入文書も公開されている。文化8年(1811)に修理・再興された時の文書。
十人弟子像は、鎌倉時代後期に清凉寺式釈迦如来と同時期に造立された律宗彫刻の代表作。生身の釈迦とそれを取り巻く十人の高弟の像は写実的で、初期の仏教教団への回帰を目指した中世称名寺の律僧たちの志を伝えているという。
東京都美術館
金堂の平成大修理の記念と勧進が目的。を皮切りに、東京都美術館平成21年までに全国5、6ヵ所、海外1ヵ所で開かれる予定。
同展では、鑑真和上像をはじめ、金亀舎利塔等の舎利容器、四天王立像(いずれも国宝)、重文の各種法具など57件約100点を出陳。これまで寺外にほとんど出ることのなかったおもな寺宝が公開されるが、他の会場でも同様の宝物が展示されることになるという。
幡多郷土資料館(高知市中村市中村)
土佐一条氏の本流、京一条家に伝わる家宝を展示。一条家の家紋である藤が焼き付けられた磁器や塗りの箱、明治天皇が贈ったとされる銀製の盆などゆかりの品七点が一般に初公開される。
奈良県立橿原考古学研究所付属博物館と京都大学総合博物館の共催
3世紀から7世紀の遺物約850点を展示。重要文化財は約150点。
「三角縁神獣鏡」 63面 黒塚古墳(奈良県天理市)及び椿井大塚山古墳(京都府山城町)出土鏡
魏が卑弥呼の使者に与えた銅鏡百枚とされ、卑弥呼の鏡と呼ばれる
「金銅製遺物」 藤ノ木古墳
東京都写真美術館(以後神奈川、奈良など巡回) JR恵比寿駅から徒歩7分。TEL03-3280-0031
文化財の撮影は、明治政府が1872年に行った調査・検査写真に始まり、のち観賞を目的とした販売写真、そして個性を発揮して取り組んだ土門拳、入江泰吉らに至る。
明治5年の横山松三郎「盧遮那仏東大寺大仏殿」をはじめ書籍など約130点を展示
過去の展示会情報
2000年上半期