ホーム トピックス 観仏日々帖 ぶらり散歩 古仏愛好 古仏礼賛 仏像の基本 アラカルト リンク データ 更新項目



ご 紹 介    2001〜14

ちょっと耳寄りな、新刊情報、講演会、シンポジウム、見学会等のご紹介です。


●栃木・医王寺で「医王寺の仏像・特別見学会」開催【3/22】(2014年2月20日)



栃木県鹿沼市の医王寺で、「医王寺の仏像・特別見学会」が、3月22日(土)に開催されます。

医王寺では、昨年、「金堂」の修復落慶を記念し、図録「医王寺の仏像」が刊行されました。
この図録は、医王寺の仏像についての新たな調査結果がしっかりまとめられた、充実した内容のものです。

【図録「医王寺の仏像」の発刊については、このネット会員便りの(2013年1月12日付け)にて、ご紹介していますので、ご覧ください。】

今回実施される「特別見学会」は、こうした研究成果を踏まえ、鹿沼市教育委員会と医王寺の共催で、、専門家の解説により実施されることになったものです。

本見学会開催を知らせる鹿沼観光だよりHPには、

「本企画では、仏像彫刻に関する最新の研究成果を踏まえて、「東高野山 医王寺」の仏像の位置づけを明確化すると共に、仏像公開を通じてこの地域における仏教文化の成熟を再認識してもらうことを目的とし、図録発刊後に寄せられた多数の仏像拝観の要望にも沿うことが出来るようにと願い、企画されたものです。」

と書かれています。
私も良く知らないのですが、医王寺の仏像は、普段は拝観が難しいのかもしれません。


「特別見学会」の実施要領と、申込方法は、次のようになっています。

実施日:2014年3月22日(土)
時 間:午前の部 10:00〜11:30   午後の部 14:00〜15:30
講 師:萩原 哉 氏(図録「医王寺の仏像」編集責任者・武蔵野美術大学)

             .

情報に間違いがあるかもしれませんので、詳しくは、鹿沼観光だよりHP「医王寺の仏像特別見学会」などで、ご確認ください。


医王寺には、平安時代から鎌倉時代の仏像が、約30躯のこされており、栃木県指定文化財となっています。
最も古い十一面観音立像は、10世紀に制作とみられています。

なかなか興味深い「特別見学会」だと思います。
栃木の鹿沼市と結構遠いのですが、ご関心ある方は、是非出かけられてみてはいかがでしょうか。
私は、思いきって出かけてみようかと思っております。

      
.                                                                       医王寺・十一面観音立像(平安時代・10世紀)


●佛教大学宗教文化ミュージアム「魅惑の仏たち―大阪・孝恩寺の木彫群―」写真資料集刊行のご案内〜来館者に無料配布



佛教大学宗教文化ミュージアム「魅惑の仏たち―大阪・孝恩寺の木彫群―」写真展開催に伴い、写真資料集が刊行されました。

この度、宗教文化ミュージアム様より、ミュージアムに来館された方には、余部があれば、一人一冊無料配布頂けるとのご案内を頂戴しましたのでお知らせします。
ご希望の方は、是非、宗教文化ミュージアムをお訪ねください。

お問い合わせなどは、下記のとおりです。
 
佛教大学宗教文化ミュージアム
 〒616−8306 京都市右京区嵯峨広沢西裏町5-26
 Tel:075-873-3115 Fax:075-873-3121

この写真資料集は、全55Pで、孝恩寺の仏像群20躯の正面・側面・背面写真が掲載されています。
また、安藤住香氏「孝恩寺木彫群の世界」、川野憲一氏「カミとホトケが織り成す古密教彫像・孝恩寺木彫群」という小論が併せて収録されています。
「8〜10世紀の木彫仏の調査研究〜浄土宗寺院伝来像を中心に」という調査研究の中間報告として刊行されたものだそうです。
孝恩寺の仏像写真は、これまで、「隠れた仏たち〜里の仏」(1997)東京美術刊をはじめとして、いくつかの出版物で紹介されてはいるものの、その全容がまとまって一覧できる刊行物はなかったと思います。

孝恩寺仏像群の特異性への注目や、制作年代の議論が近年盛上っている処は、皆さんご存じのとおりです。
本資料集は、佛教大学のこれまでの調査研究において撮影された写真を、一覧整理して刊行されたもので、孝恩寺仏像群写真資料として大変貴重なものだと思います。

            
孝恩寺弥勒菩薩坐像                                      孝恩寺薬師如来立像


●茨城医王寺で調査図録「医王寺の仏像」発刊(2013年1月12日)

茨城県鹿沼市の医王寺では、県指定文化財「金堂」の修復落慶を記念して、「医王寺の仏像」を刊行しました。

医王寺・金堂厨子と萩原哉氏
医王寺には、平安・鎌倉時代を中心とする仏像群が遺されており、19躯が「県指定文化財」に指定されています。
(平安時代:3躯、鎌倉時代:14躯、南北朝:1躯、江戸時代:1躯)
2009年に、これらの仏像群を、武蔵野美術大学・萩原哉氏、大津市歴史博物館・寺島典人氏が調査・写真撮影、その成果を、写真集「医王寺の仏像」として刊行されたものです。
仏像群の詳細写真、各像解説のほか、萩原哉氏「医王寺の仏像」、北口英雄氏「医王寺諸像の発見と保存修理」、寺島典人氏「医王寺調査の思い出」などの論述が所載されています。

A4版、94ページで、2000部発行。
医王寺さんへ直接申し込むと、1800円(郵送料込)で頒布いただけます。
(電話0289-75-2399   専用メール iouji113@gmail.com)

医王寺の仏像群は、昭和47年(1972)、北口英雄氏が多数の古仏が遺されているのを見出したもので、平成元年(1989)に栃木県立博物館で開催された「下野の仏像展」では、医王寺仁王像が図録の表紙に使われ、注目されたことがあります。


            
調査図録「医王寺の仏像」               講堂・十一面観音立像(10C)                  下野の仏像展図録(表紙写真:医王寺仁王像〜13C)


●佛教大学宗教文化ミュージアム「愛宕山をめぐる神と仏」図録報告書刊行のご案内〜希望者に配布〜


佛教大学宗教文化ミュージアム・近藤様より、本年 (2012)4月に刊行された「特別展・愛宕山をめぐる神と仏」の図録報告書(115P)を、希望者には一人一冊に限り、送料負担のみで配布頂けるとのご案内がありました。
「特別展・愛宕山をめぐる神と仏」は、昨年(2011)6〜7月に開催されましたが、今般図録報告書が刊行されたものです。
ミュージアム刊行物は、宗教文化ミュージアムHP をご覧ください。
現在、同ミュージアムでは「愛宕信仰のひろがり−諸霊山とのネットワーク−展」が、開催中です。(開催期間:2012年5月26日〜2012年6月24日)

ご希望の方は、下記までご連絡ください。
 佛教大学宗教文化ミュージアム
 〒616−8306 京都市右京区嵯峨広沢西裏町5-26
 Tel:075-873-3115 Fax:075-873-3121


● 「興福寺創建期の研究」小林 裕子著 中央公論美術出版 2011年1月発刊 242ページ

 興福寺の草創期の歴史、北円堂・中金堂・五重塔・西金堂の造像について、過去の研究を踏まえながら、新たな観点で解明を試みた意欲的な著作。
 著者略歴
  早稲田大学大学院文学研究科博士課程。専攻は日本・東洋美術史。2009年博士(文学)学位取得。現在、早稲田大学文学学術院、女子美術大学芸術学部、山野美容芸術短期大学にて非常勤講師。


● 浄土宗教学院東部公開講座

2011年2月3日(木)13:00〜17:00
梅窓院(東京都港区南青山2丁目)
http://www.baisouin.or.jp/
13:00 開会
13:20〜14:50 青木淳先生「法然上人とその美術ー快慶を中心にー」
  休憩(約20分)
15:10〜16:40 橋裕次先生「法然上人800回忌・法然展について」
17:00 閉会


●「e-ざ鎌倉」の今月のゲストに川尻所長が取り上げられました。
 「e-ざ鎌倉」第67回 My 鎌倉
 http://www.kcn-net.org/my_kamakura/my_kama67/mykama_67.html
 「e-ざ鎌倉」は、IT支援NPO団体「鎌倉シチズンネット(KCN)」が、鎌倉市民や鎌倉を訪れる方のためにつくる生活情報や観光情報のページです。


● 井上芳明 写真展「刻まれた天空」(2011年11月15日)

 写真家の井上芳明氏が、中国の仏教遺跡の写真を中心とした、仏像写真展を開催する。

  2010年11月16日(火)〜11月28日(日)

  ギャラリーみその(東京都練馬区東大泉3-66-18 グリーンシティ1F)

  西武新宿線大泉学園北口徒歩10分

四川省・大足北山石窟36号窟


● 「鎌倉仏像めぐり」刊行の案内(2010年6月2日)

 鎌倉仏像めぐり 名仏に出逢う、味わう! 学習研究社 880円

 古都・鎌倉で拝観できる仏像を美しいカラー写真で徹底紹介! 普通のガイドブックには載っていない知られざる名品から、一度は見ておきたい有名な仏像まで。エリア別の地図つきなので、持ち歩きにも便利。江ノ島、大船、西鎌倉など周辺エリアのお寺も収録。

 (川尻所長と私が、鎌倉仏、やぐらの歴史などをを書かせて頂きました)

● 会員の方から、静岡市文化財通信「ふちゅーるミニ」を紹介頂きました。

静岡市文化財通信「ふちゅーるミニ」第1号 平成22年1月
http://www.city.shizuoka.jp/000093083.pdf
<文化財ニュース>中野観音堂の仏像を修復
<静岡市の仏像> 宝台院阿弥陀如来立像 鎌倉時代 重要文化財
静岡市文化財通信「ふちゅーるミニ」第2号 平成22年4月
http://www.city.shizuoka.jp/000097068.pdf
<文化財ニュース>新指定文化財の紹介−建穂観音堂の3体の仏像指定
<静岡市の仏像>新光明寺 阿弥陀如来立像 鎌倉時代 重要文化財

● 佛教大学宗教文化ミュージアム資料調査報告書(第三弾)刊行の案内(2010年4月20日)

 佛教大学宗教文化ミュージアムの近藤様より、下記資料調査報告書の刊行の案内がありました。
 佛教大学宗教文化ミュージアムは、佛教大学の附属機関として、各地の有形・無形文化財の調査・資料収集および保存・公開などをおこなっておられます。

佛教大学宗教文化ミュージアム資料調査報告書集
『古代夜久野 大智寺の平安仏』


  今回の報告書の刊行については、前回同様各部500部の限定出版であることから、佛教大学宗教文化ミュージアムのホームページにも掲載しておらず、仏教美術ならび に文化財に深い興味と関心をお持ちの皆様に優先的に配りたいとの趣旨で、当サイトにて関東地方の皆様に告知してもらいたいという希望がありました。
 希望者には一人一冊に限り、送料のみで配布頂けるそうです。
 入手ご希望の方は、下記までご連絡ください。

連絡先
 佛教大学宗教文化ミュージアム
 〒616−8306 京都市右京区嵯峨広沢西裏町5-26
 Tel:075-873-3115  Fax:075-873-3121
 Eメールアドレス:asia@bukkyo-u.ac.jp
 開館時間10:00〜16:30(日・祝日は休館)

 佛教大学宗教文化ミュージアムホームページ(ホームページからは申し込み出来ません)
http://www.bukkyo-u.ac.jp/bu/guide/inst/asia/

● 神野富一氏「補陀洛信仰の研究」発刊

 神野富一氏(甲南女子大学文学部教授)が、かつてこのコーナーに覚え書きとして寄稿頂いておりました「観音浄土 補陀洛 −海と山の信仰−」をベースにあらためて書き下ろした「補陀洛信仰の研究」が、この度発刊となりました。

 御興味のある方は是非お読み下さい。

「補陀洛信仰の研究」神野富一著 山喜房佛書林刊 16.000円

● 「東京近郊仏像めぐり」刊行の案内(2009年4月2日)

 東京近郊仏像めぐり名仏に出逢う、味わう! 学習研究社 780円

 京都や奈良だけが仏ゾーンではない。知られざる東京23区、武蔵野・多摩の仏たちをカラーで大紹介。また、日帰りで拝観できる埼玉、千葉、神奈川(鎌倉含む)の名品も。巻頭では、今テレビ等で話題の仏像ガールが近所の仏の魅力を語る!

 (私も、埼玉、千葉、神奈川(鎌倉含む)の名品紹介コーナーを書かせて頂きました)

● 佛教大学宗教文化ミュージアム資料調査報告書(第二弾)刊行の案内(2009年4月2日)

 佛教大学宗教文化ミュージアムの近藤様より、下記資料調査報告書の刊行の案内がありました。
 佛教大学宗教文化ミュージアムは、佛教大学の附属機関として、各地の有形・無形文化財の調査・資料収集および保存・公開などをおこなっておられます。

佛教大学宗教文化ミュージアム資料調査報告書集
『山里に集う 福知山市指定仏像群 1』
『山里に集う 福知山市指定仏像群 2』
 

  今回の報告書の刊行については、前回同様各部500部の限定出版であることから、佛教大学宗教文化ミュージアムのホームページにも掲載しておらず、仏教美術ならび に文化財に深い興味と関心をお持ちの皆様に優先的に配りたいとの趣旨で、当サイトにて関東地方の皆様に告知してもらいたいという希望がありました。
 希望者には一人一冊に限り、送料のみで配布頂けるそうです。
 入手ご希望の方は、下記までご連絡ください。

連絡先
 佛教大学宗教文化ミュージアム
 〒616−8306 京都市右京区嵯峨広沢西裏町5-26
 Tel:075-873-3115  Fax:075-873-3121
 Eメールアドレス:asia@bukkyo-u.ac.jp
 開館時間10:00〜16:30(日・祝日は休館)

 佛教大学宗教文化ミュージアムホームページ(ホームページからは申し込み出来ません)
http://www.bukkyo-u.ac.jp/bu/guide/inst/asia/

 

● 佛教大学宗教文化ミュージアム資料調査報告書刊行の案内(2009年4月2日)

 佛教大学宗教文化ミュージアムの近藤様より、下記資料調査報告書の刊行の案内がありました。
 佛教大学宗教文化ミュージアムは、佛教大学の附属機関として、各地の有形・無形文化財の調査・資料収集および保存・公開などをおこなっておられます。

佛教大学宗教文化ミュージアム資料調査報告書集
『若狭の古寺 正樂寺の仏像』
『若狭の古寺 和田薬師堂と日引の仏像群』
 

  今回の報告書の刊行については、各部500部の限定出版であることから、佛教大学宗教文化ミュージアムのホームページにも掲載しておらず、仏教美術ならび に文化財に深い興味と関心をお持ちの皆様に優先的に配りたいとの趣旨で、当サイトにて関東地方の皆様に告知してもらいたいという希望がありました。
 希望者には一人一冊に限り、送料のみで配布頂けるそうです。
 入手ご希望の方は、下記までご連絡ください。

連絡先
 佛教大学宗教文化ミュージアム
 〒616−8306 京都市右京区嵯峨広沢西裏町5-26
 Tel:075-873-3115  Fax:075-873-3121
 Eメールアドレス:asia@bukkyo-u.ac.jp
 開館時間10:00〜16:30(日・祝日は休館)

 佛教大学宗教文化ミュージアムホームページ(ホームページからは申し込み出来ません)
http://www.bukkyo-u.ac.jp/bu/guide/inst/asia/

  若狭地方は古代仏教文化財の宝庫であるにも関わらず、調査報告書の類は昭和57年に小浜市教育委員会が刊行した『若狭地方歴史資料調査報告書』(若狭地方 の未指定の彫刻・絵画の写真解説)がある位で、纏まった本格的な調査が行われていない地域でもあり、今回の資料調査報告書は貴重なものです。

 特に、正楽寺には、5体もの兜跋毘沙門天立像を含む約30体の平安時代の像の他、40数体に上る破損仏が残されており、若狭地方においても特異な信仰を持った寺として注目されます。
 詳細は、本サイトの「文化財ぶらり散歩」−「謎を秘めた仏たち」−「鳥冠 の兜跋毘沙門たち(1)(2)」を参照下さい。

● 井上芳明写真展 *深淵を覗く* 

日時  2007年3月13日〜3月25日

会場  ギャラリーみその
西武池袋線大泉学園駅下車徒歩10分

練馬区東大泉3−66−18 グリーンシティ1F

電話 03-3925-1126(会期中)

 リンク集に紹介している写真家・井上芳明さんの写真展が開催されます。
 井上さんが撮りためられた、高知の仏像、中国の仏像の写真展で、ギャラリートークも開催されます。
 土・日には井上さんが会場に居られるそうです。

 井上さん談
「両方ともこれまでほとんど紹介されていなかった仏ばかりです。既存の評価で選ぶのではなく、私の中に響いてくる感動・仏像から発せられるオーラのようなものを映像化することを心がけ撮影をしました。」

○ ギャラリートーク インド・中国の仏像
 撮影に同行した北先生による展示写真の仏像の解説。

  日時  3月21日 3時から
   会場 写真展会場 
○ ギャラリートーク  高知の仏像
 撮影に同行した青木先生による展示写真の仏像の解説
  日時  3月16日 3時から
   会場 写真展会場 

● 美術書「新選 仏像の至宝」(上・下)の紹介

毎日新聞社(示人社)から下記の美術書の発刊の案内がありましたのでご紹介します。

新選 仏像の至宝(上・下)
発行:毎日新聞社
企画:示人社
解説:西川杏太郎(神奈川県立歴史博物館館長、(財)美術院理事長)
写真:小川光三 他
国宝仏像60点以上の大判写真および解説
B4版各カラー184ページ、解説40ページ
価格:37,800円(上下2巻)
刊行予定:2006年12月
問い合わせ:(株)示人社 笠井殿(03-3945-2161)

また、同社では、出版にあわせ滋賀・向源寺の国宝十一面観音立像の模刻(中国・葉 森祥氏作 約60cm)を販売するそうです。問い合わせは上記と同じです。

● 大津市歴史博物館 研究紀要11の紹介

 大津市歴史博物館の研究紀要11が2004年10月に発刊された。

比 叡山延暦寺里坊等所在・未指定彫刻調査(上・下)の続編として、同館が平成16年度に行った、近江八幡市・伊崎寺の仏像調査報告書が含まれる。平安初期彫 刻の様式を色濃く残す不動明王坐像を含めた、江戸時代以前の制作の像を全て対象とし、詳細データ、写真を掲載したものです。
 目録は、一部1,100円

大津市歴史博物館 http://www.rekihaku.otsu.shiga.jp/

 

● 若狭・越前地方の仏像研究書のご紹介

 「−地方作仏教尊像の研究− 若狭・越前の秘仏」 野村英一著
             B4版 245頁 2002年12月発刊

 50余年にわたり福井県文化財保護審議会委員会長を務められた、元福井市郷土歴史博物館長・野村英一氏が、生涯の研究テーマとして若狭、越前に伝わる1000体以上の仏像を調査した記録と研究成果を纏めた労作。
 野村英一氏は2002年11月に他界されたがご子息が意志を継ぎ、遺稿を出版された。
 第一章には、若狭、越前の雑密系の尊像、螺髪形の大日如来像、白山信仰と本地仏等に関する考察、
 第二章には調査した仏像の中から、特に第一章で述べた若狭、越前の菩薩像を中心に、多田寺・十一面観音菩薩立像、 馬居寺・馬頭観音坐像、羽賀寺・十一面観音菩薩立像、正楽寺・兜跋毘沙門天、八坂神社・十一面女神坐像など42体の仏像の詳細な調査報告が収められている。

 本の概要については、下記URLを参照下さい。
 http://www.geocities.co.jp/Beautycare/5388/hibutu.htm

 今回、野村元積様のご厚意により、紹介させて頂きました。
 市販しているものではありませんが、入手ご希望の方は、一冊5,000円でお分け頂けますので下記に依頼下さい。

申し込み先:〒910-0826 福井県福井市上中町36-8
        野村内科医院 野村元積様
        電話:0776-53-8568
        FAX:0776-53-9538
        E-mail:motozumi@sage.ocn.ne.jp

 

● 駐日韓国大使館 韓国文化院主催、韓国仏教美術展示会のご案内(2004年11月23日) 

 駐日韓国大使館 韓国文化院の荒木潤様から、韓国仏教美術展示会のご案内を頂きました。
 現代の作品ですが、韓国を代表する東国美術人会による、日本において初めて開催される総合的仏教美術作品展示会です。
 興味ある方は、ご参加下さい。

 韓国を代表する仏教大学・東国大学の教授を中心に結成された東国美術人会のメンバーによる展示会。
 絵画・書・彫刻・丹青など仏教的な理念を表す作品が展示されます。(出品作家:20名 作品数:約60点)

日時:2004年11月25日(木)〜28日(日) 10:00〜17:00 
最終日:15:00まで
オープニングレセプション:初日 18:00〜

場所:韓国文化院ギャラリー(韓国中央会館8F)
〒106-0047 港区南麻布1-7-32
連絡先:03-5476-4971

 

● 川尻所長の連載が本になりました(2004年4月5日)

文化財ぶらり散歩に連載していた、川尻所長の「鎌倉谷戸歩き」が出版されることになりました。

「鎌倉を歩く」川尻 祐治著 里文出版 H16.4.5出版
 B6版 200頁 1400円+税

  鎌倉在住の方でも知らない鎌倉の山・谷戸を中心とした、歴史、仏教文化の見どころをふんだんに盛り込んだ鎌倉のガイドブックで、執筆から数年経って風景が 変わったり、立入禁止になった箇所等の追加訂正やコースの追加を含めて、全面的な見直しを行ない、全50コースを紹介しています。

 申込みは書店又は、(株)里文出版(03-3352-7322)
  E-Mail:eigyou@ribun.co.jp

 当方に申込み頂いても結構です(ネット会員の方は割引があります)
  E-Mail:bunkaken@anet.ne.jp

 

● 川尻 祐治さんの「鎌倉を歩く」出版記念会ご報告

川尻所長の出版記念会には、川尻所長の友人、会社関係者、美術関係者、東京寧楽会、当研究所関係者など、130名の参加があり、盛大な記念会となりました。

永井信一女子美術大学名誉教授の御挨拶に始まり、皆様のご祝辞やお孫さんの花束贈呈などが続き、皆様からは、これを機に全国に広げてシリーズ化して欲しいとの要望が出され、川尻所長も感激の一日だったようです。

 

 

● 川尻 祐治さんの「鎌倉を歩く」出版記念会ご案内(2004年3月4日)

上記の出版記念会が下記のように行われます。
ご参加希望の方は3月15日までにお申し込み下さい。

       記

日 時:平成16年3月24日(水)18:00から
場 所:品川プリンスホテル「月光の間」
    (東京都品川区高輪)
会 費:10,000円

申込み E-Mail:bunkaken@anet.ne.jp

 

●「小金銅仏の魅力」出版のお知らせ  トップページクイズの賞品にもなった本が出版となりました。(2003年12月25日) 

小金銅仏の魅力 -中国・韓半島・日本- 村田靖子著 里文出版 H15.12出版

中国・韓半島・日本の小金銅仏について、国毎の特徴と時代の変遷を述べ、代表的な約200体について詳説する。

総図版310点(中国100点、韓半島68点、日本56点、挿図86点、内カラー74点)
A5版 256頁 2800円+税

著者 村田靖子(元・大和文華館学芸部次長)

 申込みは書店又は、(株)里文出版(03-3352-7322)
  E-Mail:eigyou@ribun.co.jp

 当方に申込み頂いても結構です(割引があるかも?)
  E-Mail:bunkaken@anet.ne.jp

 

里文出版の仏教美術書籍案内

○東大寺 ―美術史研究のあゆみ―
大橋一章 齋藤理恵子 編著 四六判上製 本体2,500円+税
大仏はなぜ造られたのか、仁王像の作者は本当に運慶なのか?大仏開眼から1250年、東大寺の謎に迫る一書。 

○薬師寺 千三百年の精華
大橋一章 松原智美編著 四六判上製 2,500円
創立以来、1300年以上の歴史を持つ薬師寺。その薬師寺総研究の集大成といえる本ができました。今日までの諸研究を網羅した、今後の薬師寺研究の資料となる決定版。

○仏像鑑賞の基本 新装改訂版
久野健著 四六判上製 2,233円
仏教美術の第一人者である著者が、二百数十枚におよぶ貴重な写真・図版によって、仏像鑑賞の基本となる見所を、分かりやすく解説した図説仏像小辞典。

○仏像鑑賞の旅 (当研究所の所員が執筆しています)
久野健編 四六判上製 2,000円
仏の里、神々のすまいを九州から北海道まで全国35地区に分けて探訪し、その歴史的背景を踏まえながら、代表的な仏像を解説。仏像鑑賞の旅の最良の手引書。

○シルクロードの仏たち
久野健監修 山田 樹人著 A5判上製  2,000円 〈限定本11,650円〉
インド・パキスタンを訪ねること数十回の著者が、初期仏教美術を通して語る釈尊の前世と生涯の物語。豊富な写真で日本の仏教の源流を知る本。

○ガンダーラ美術の見方
奈良康明監修 山田樹人著 A5判並製 2,500円
釈迦入滅後、西北インドのガンダーラ地方に進展した仏教は、ここでギリシャなど、西方からの文化とぶつかり、仏像の制作が始まる。その見方を説く。

 

●大津市歴史博物館 研究紀要10 発刊のお知らせ

 大津市歴史博物館の寺島典人さんから、比叡山延暦寺里坊伝来の仏像調査の目録(下)完成のお知らせがありました。
 この目録は比叡山一山寺院が所蔵する未指定彫刻の内、江戸時代以前の制作の像を全て対象とし、詳細データ、写真を掲載したものです。
 目録は、一部1,200円で、博物館で販売するそうです。

大津市歴史博物館 http://www.rekihaku.otsu.shiga.jp/

 

●大津市歴史博物館 研究紀要9 発刊のお知らせ(2003年5月9日)

 大津市歴史博物館の寺島典人さんから、比叡山延暦寺里坊伝来の仏像調査の目録(上)完成のお知らせがありました。
 この目録は比叡山一山寺院が所蔵する未指定彫刻の内、江戸時代以前の制作の像を全て対象とし、詳細データ、写真を掲載したものです。
 目録は、一部1,100円で、博物館で販売するそうです。150部限定。

大津市歴史博物館 http://www.rekihaku.otsu.shiga.jp/

 

●汗牛書店さんから台北故宮博物院開催中の乾隆帝特別展の案内及び図録の紹介がありました。

  10月5日より台北故宮博物院にて乾隆帝特別展が開催されております。乾隆帝に関する文物を一堂に会したはじめての大型特別展で、5日6日の二日間で1万 人近くの入場者があり、図録も1000部以上(展覧会場で)売れてしまったとの事。全部で2000部しか印刷していないため、展覧会終了前になくなってし まうこともあるとのことで、今回別途お知らせいたします。

乾隆皇帝的文化大業

会期:2002年10月5日〜12月20日

特別展図録/國立故宮博物院/2002/21x30/303P/中&英キャプション/カラー図版309点 NT$900

 台北故宮博物院の藏品の大半は清宮からのものであるが、その清宮コレクションのうち乾隆帝の時期のものが数、質とともに群を抜いている。
 今回の特別展では、故宮博物院のコレクション以外にも米国クリーブランド美術館及びメトロポリタン美術館からの出展もある。

申込みは下記へお願いします。

汗牛書店
副総経理 民谷伊左子(タミヤイサコ)
台湾台北市信義路3段147巷17弄7−2号
hanniew@tpts5.seed.net.tw
http://www.hanniew.com/

 

●ランビエンテ修復芸術学院の西山隆介殿から、
「日本におけるイタリア2001」の公式行事として、イベント『フィレンツェ修復の都』が10月25日神奈川、10月30日京都で行われるとの案内を頂きました。

フィレンツェの修復士を囲んでのパーティーなどがあるそうです。興味のある方はどうぞ。

連絡先
「フィレンツェ修復の都」実行委員会本部
事務局 ランビエンテ修復芸術学院内
電話番号 0426-20-5250
FAX番号 0426-20-5230
メール
info@l-ambiente.com

詳細案内

 

 日本伝統建築技術保存会(http://www2.ocn.ne.jp/~nidenken/)副会長の鳥羽瀬公二さんからの便りです。伝統建築技術に興味のある方は、上記ホームページ、または鳥羽瀬さんのホームページhttp://www1.odn.ne.jp/~caw66620をご覧下さい。

 平成13年4月22日年京都にて、第2回通常総会・大河直躬氏(千葉大学名誉教授)講演会・懇親会が開かれました。
 6月10日には、東京池上本門寺にて第1回見学研修会が開かれました。約八十名の会員が参加。
 7月15日には、本会の特別会員の持田武夫氏(文化財選定保存技術者「近世規矩術」の勲五等双光旭日賞受賞記念の講演会と祝賀会を予定。
11月10日〜11日には、山口県防府市国分寺金堂にて見学研修会を予定。

 

 

 

 

 
inserted by FC2 system