文化財十大ニュース

 

2002年 仏教文化財十大ニュース

 今年の仏教文化財に関する主なニュースを纏めてみました。
 異論もあると思いますが・・・。

 

●滋賀・信楽で大型銅溶解炉跡13基発見、紫香楽宮に大仏工房か?(12/11)

滋賀県信楽町の鍛冶屋敷遺跡で、紫香楽宮の時期と見られる大型の銅溶解炉遺構十三基が見つかった

●薬師如来像出土 和歌山・本宮町(12/4)

和歌山県本宮町の備崎経塚群から、全長4.9cmの薬師如来とみられる鋳造の立像が発見された。

●三徳山投入堂の本尊の作者を康慶と特定。(10/27)

鳥取県・三仏寺の投入堂の本尊蔵王権現立像の作者が、仏師康慶と分かった。

●東大寺で大仏開眼1250年慶讃大法要(10/15)

奈良市・東大寺で大仏開眼1250年慶讃大法要が営まれた。

●東大寺戒壇堂の四天王像の木芯は人形(10/10)

奈良・東大寺戒壇堂の四天王像は、人形の太い木製の芯に粘土を盛りつける制作技法だったことがわかった。

●投入堂に平安中期建立の先代が存在か(10/4)

鳥取県・三仏寺投入堂に、平安中期に建立された“先代”が存在することがわかった。

●石山寺本尊から国内最古級含む胎内仏4体(8/4)

大津市・石山寺の本尊の如意輪観音像の内部から、飛鳥〜天平時代の作とみられる銅製の小型仏像4体が見つかった。

●山崎院跡から唐草文様の壁材が出土(5/1)

京都府・山崎院跡から、奈良時代以前の寺院の彩色壁画の出土例としては鳥取県の上淀廃寺に次ぎ二例目となる唐草文様の壁材12片が出土した。

●三千院の阿弥陀如来坐像が国宝に(3/23)

京都・三千院の阿弥陀如来及両脇侍坐像が国宝に、京都市・北向山不動院の不動明王坐像(康助作)等が重文に指定されることになった。

●東大寺・持国天の右腕、100年ぶり発見(3/23)

奈良・東大寺「持国天立像」(平安時代)の行方が分からなくなっていた右腕が、3月同寺の収蔵庫で発見された。

 

 

 

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