その1




掲載にあたって



この度、沼田保男さんに、雲岡石窟の探訪記「中国山西省 雲岡石窟・古寺・古仏 感動の旅」を、掲載いただくことになりました。


2010年9月3日〜10日まで、8日間にわたる、雲岡石窟、天竜山石窟など、山西省の古寺・古仏を巡る旅の記録です。

雲岡石窟・各窟の石仏の有様や美しさが、沼田さんの眼を通じて、細やかに鮮やかに綴られています。

また、そのほかの山西省の古寺・古仏の探訪記も、豊富に盛り込まれています。



沼田保男さんは、東京都在住の仏像愛好家で、会社勤めの傍ら、各地の仏像探訪に精を出されています。


ご本人によれば、

十数年前(関西単身赴任時)、何気なく訪れた奈良の寺院で対面した慶派仏師による写実的仏像群の迫力に魅せられ、
同時に、これが西洋ルネサンスを遥かに遡る時代の作品と知り感動。

以後、古代仏、地方仏へと関心が広がっていったそうです。

ここ数年は、日本の仏像のルーツを求め、中国の石窟寺院を訪問する旅に嵌り込んだそうで、
中国五大石窟〜敦煌莫高窟、雲岡石窟、龍門石窟、麦積山石窟、炳霊寺石窟〜全踏破、探訪を果たされました。

現在は、更にその西、インド方面へと関心(病状?)が広がっているところだそうです。


少人数で、じっくりと訪れた探訪記です。

皆さん、興味深く、愉しく読んでいただけることと思います。



【朝田純一 記】

<その1>

 


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